香取・アート・タイム

かつての醸造蔵と銀行が、唯一無二のアート空間に

与倉屋大士蔵と佐原三菱館。佐原の歴史を物語る2 つの建物に合わせて、アーティスト・志村信裕が、映像インスタレーション(空間芸術)の作品を手がけます。代表的な作品に加え、佐原の写真家・故松田光雅氏が撮影した昔懐かしい映像を公開し、志村自身の作品と融合した展示を行います。

佐原の歴史とアートが出会う時間

利根川下流域の「水郷」として知られる千葉県香取市。県内有数の歴史風土を誇るこの地で、歴史的建造物と現代アートが融合するアート展を開催します。

はるか昔から、香取海(かとりのうみ)、利根川水運と、水の恵みを受け「江戸優り」と謳われるほど発展した香取市佐原。その町並みは今も「重要伝統的建造物群保存地区」として保存され、かつての賑わいを偲ばせます。

中でも、かつて醸造蔵と銀行だった「与倉屋大土蔵」と「佐原三菱館」は、明治・大正と年代が古いだけでなく、果たした役割の点でも商業都市佐原を象徴する存在です。

ここにしかない時間と空間が織りなす

アート体験=“香取・アート・タイム’’

香取市を拠点とするアーティスト・志村信裕が、この2 つを会場に、空間の特性を活かした映像インスタレーションを手がけます。今回、志村は佐原の写真家・故松田光雅氏が昭和期に撮影したこの地域の映像に出会いました。今展では、花火や月影などをモチーフにした志村の代表作に加え、松田氏が残した昔懐かしい水郷の風景と融合させた展示を行います。地域の貴重な記録が、現代のアーティストによって甦り、建物が醸し出す雰囲気と相まって、新たな鑑賞体験に誘います。

2024年6月1日(土)〜6月16日(日)
10:00~16:00

・与倉屋大士蔵(千葉県香取市佐原イ1730)

・佐原三菱館(千葉県香取市佐原イ1903-1)

・みんなの賑わい交流拠点コンパス(千葉県香取市佐原イ134-3)

香取市教育委員会生涯学習課

TEL:0478-50-1224

アクセス

【電車】

JR成田線佐原駅下車

【自動車】

東関東自動車道佐原香取ICから10 分、大栄IC から20分

【高速バス】

京成バス・千葉交通:バスターミナル東京八重洲発 佐原経由銚子行 佐原駅下車

関鉄グリーンバス:東京駅日本橋口発鉾田駅行 佐原駅、忠敬橋で下車